MIZUMA ART GALLERY


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EXHIBITION ⁄ 展覧会・イベント

2001/03/13 - 2001/04/07
UJINO'S LOVE ARM

宇治野はこれまで様々なメディアでビジュアル表現やライブパフォーマンスを行ってきました。特に最近はロックデュオ「ゴージャラス」のメンバーとしてLOVE ARM(ラブアーム)と呼ばれる楽器を演奏している姿でよく知られていることと思います。「LOVE ARM」とは宇治野が自ら発案・制作したエレクトリック楽器で、その名称は、男根主義的なロックのイメージを宇治野流にアレンジしたものですが、本展はそのLOVE ARMで構成される「ちょっと珍しい」個展です。
LOVE ARMシリーズはそれぞれが異なったスタイルとサウンドを持っており、いずれも楽器用のアンプにつないで音を出す仕組みになっています(別紙参照)。シンプルなサウンド、ビジュアルのおかしさ、多様な装飾性とアイロニー、土着と先端、そしてシンボルとしての力強さ、それらすべてがそれぞれのLOVE ARMに込められています。LOVE ARMは楽器といっても私達が今まで目にしてきたものとは外見も音も全く異っており、LOVE ARMを構成する各々のパーツはフェイクファーやトラックアートとして使われる電飾やバットなど様々な既製品が使われています。人工的な美しさと実用性を兼ね備えた既製品のもつ魅力を一番に考え、更にそれがどんな意味や機能をもつか充分熟知したうえで、作品の一部として構成していく宇治野の制作スタイルの裏には、学生時代に宇治野が工芸を専攻していたこととも深く関係があります。刃物を自分用にカスタマイズしたり自分用の道具を作ったりしていた宇治野にとって、既にあるものをアレンジし「自分の道具」を作って自分で使うことは自然な流れであり、またそれがLOVE ARMの発想の原点になっているのです。
宇治野はものの考えかたから表現方法まで徹底的に「型」にこだわっています。例えば、ギターにはギターのフォルムや持ち方の「型」があるように、宇治野はLOVE ARMの見せ方、演奏の仕方すべてにおいての「型」をゼロから考えだしました。LOVE ARMは本展で一同に並べて展示され、彼が追求してきた型の結果が初めて本格的に披露されます。現在LOVE ARMシリーズは5号まで制作されていますが、そのシリーズに加え、本展では新作LOVE ARMやLOVE ARM以外の宇治野オリジナルの楽器などで埋め尽くされたライブステ−ジのような展示になる予定です。

 

会期中、宇治野はなるべくギャラリーにいるようにして観客の方々とラブアームについての意見交換や、情報交換をしたいとも考えています。 また関連イベントとして、今までのLOVE ARMの制作・演奏において培われてきた全てのノウハウを語るトークショーも予定しております。宇治野がこれまでやってきたこと、またLOVE ARMを通じてこれから何をやろうとしているのか、そして本展を通して何が伝えたかったのかを宇治野が大いに語ってくれるでしょう。  宇治野のLOVE ARMにはライトがたくさんつけられています。その光は宇治野のメッセージ 「Light Up Future」の象徴です。 21世紀のアートを宇治野のLOVE ARMは照らしてくれるでしょうか?