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ジェーン・リー展「秘密の庭」(TOKYO)

2013年10月09日(水) - 11月16日(土)

ミヅマアートギャラリーでは10月9日(水)よりジェーン・リー展「秘密の庭」を開催いたします。


1963年シンガポールに生まれたジェーン・リーは、シンガポール・ラサール大学にてファイン・アートとファッション分野で学位を取得し、以降アジアやアメリカ、ヨーロッパで数多くの展覧会に参加しています。2008年、シンガポール・ビエンナーレにて発表された高さ9.3メートル、幅7.1メートルにも及ぶ自身最大サイズの作品《Raw Canvas》は人々の記憶に深く刻まれ、シンガポール国内だけでなく、国際的なアートシーンでのジェーンの立ち位置をより強固なものにしました。


素材であるはずの絵具が支持体から独立し、空間に「立体」として存在する― ジェーンの作品は、本来の型にとらわれない絵具やキャンバスの使い方、その可能性を追求することによって、慣れ親しんだ「絵画」のルールやメソッド、また「絵画」自体の構成や成り立ちを検証します。

日本においては初めての発表となる本展「秘密の庭」は、新作絵画、インスタレーション約10点で構成され、これまでにジェーンが探求してきた世界を一堂に展開します。


予期されるべき姿から形を変えて「物体」として存在する一連の作品は、不安定な質感とともに幻想的な色彩を放ち、鑑賞者は一様に「感覚的な経験」に包まれます。

平面から立体へ、要素から最終形態までの複雑な関係性を多面的に示唆する媒体となり、人々の感情や感覚の琴線に触れることでしょう。

自然の景観を渡り歩くように、まだ見ぬ秘密の庭へと誘うジェーン・リーの作品世界を是非ご高覧ください。