O JUN展「飛び立つ鳩に、驚く私」（TOKYO）

ミヅマアートギャラリーでは5月25日（水）より、O JUN展「飛び立つ鳩に、驚く私」を開催いたします。

2014年の１月のある日、家の扉を開けた瞬間にバッと鳩が飛び立ち、驚いた。

その一瞬の光景が忘れられず、これを絵に描こうと思った・・

そんな一見些細な出来事から、”衝動というより、ふとしたはずみ” で、O JUNの《飛び立つ鳩に、驚く私》の制作が始まりました。約2年の間に、ドローイング、水彩、ペインティング、版画など、さまざまな画材や素材、技法を用いて制作されたシリーズ作品は100点以上に及びました。今回は、これまでに制作してきた作品に加え、新作も発表いたします。

“絵に描こうと決めた理由は二つある。この出来事のどこをとっても絵にならないだろうということ。

もう一つは、今日のこの機会を逃しては二度とこんな出来事を絵に描こうとは思わないだろうと思ったからだ。”

出来事そのものは変わらずとも、イメージは緩やかに変化し、時に作家に近づき、時に離れて去っていく。飛び立った鳩のように、掴めそうで掴めない手探りの制作が続けて来られました。

絵にならない絵をO JUNはどのように描くのか。

画家O JUNの2年に渡る奮戦の顛末をぜひご覧ください。

また、会場では制作中の日々の出来事を記録した同タイトルのテキストも併せて展示いたします。

国際芸術センター青森での個展「まんまんちゃん、あん」（4月16日―7月3日）、void+での個展「O JUN展 ―順光品々―」（5月28日まで）も同時開催中です。ぜひこちらもご高覧賜れましたら幸いです。