O JUNの個展「三つの絵」が12月17日(金)より東京にあるNADiff a/p/a/r/tで開催されます。
本展では新作の油彩画、クレヨン画、そして80年代後半から展開される、手製の合金ペンで壁面に直描きするドローイングによって構成されます。
この壁画は展覧会初日のライブパフォーマンスにて完成されます。
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風景は実に退屈なのでついぼおっと眺めてしまう。その時、茂みからふいに鳥が飛び立ったりどこかの家のドアが開いたりするとちょっと驚いて息をのんだりする。風景を見ている自分の退屈と驚きは目と心の騒乱を起こしておかしいが、風景を描くときは少し違う。木々に隠れてわずかに見える建物や人の姿はそれを眺めるわたしの位置と距離がそう見せるわけで、絵の中では切れ切れの人やくりぬかれた森を一連の接続として描くことになる。これら当たり前の行為によって絵という異常は実現される。その異常は画家であるわたしを少しも驚かさないので、描くことに退屈すると描きかけの絵から遠くの景色に目を転ずる。ああ…どちらもなんて退屈極まりない世界だ。この、わたしも!
メリー、クリスマス!
O JUN
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<会期> 2021年12月17日(金)ー12月26日(日)
<開館時間> 13:00–19:00
<定休日> 月曜
<会場> NADiff a/p/a/r/t、東京
☆関連イベント☆
O JUN|ライブパフォーマンス
展覧会初日には、手製の合金ペンで展示スペースの壁面に直描きするライブパフォーマンスを行います。
日時:2021年12月17日(金)18:00–
入場費:無料(入場制限を設ける場合がございます。)
会場:NADiff a/p/a/r/t