山口藍の個展「かばにゆをへる」が4月14日(金)からシンガポールのMizuma Galleryで開催されます。
本展は山口の初めてのシンガポールでの個展となります。
<作家コメント>
ここ数年、制作に和歌を基にした作品を多く描いてきた。 三十一文字という調和のもとで、 肌に触れるかのように人の想いに寄り添う歌が数多く残され、 今も尚我々にその抒情性を感じさせる。
まさに31枚の言の葉がは らはらと降り落ちてくるかのように、 言葉の一文字一文字が目の前を通り過ぎていくように思える。
このとき文字というのは、 読み聞きするものでありながら柔軟にその形を変化させ人に纏わり 付くようである。
私はこうして歌という調和を成す言葉を表現する“文字“に興味を 持ち、その文字の成り立ちの原始をたどり、 文字本来が持つ意味の力が人を無意識に導いている様子を描きたい と考えた。
今回展示する作品において、歌が言葉を連綿と続かせることや、 言葉そのものはいくつかの文字の集合で初めて意味をなすことを体 現できたらと考えている。
山口藍
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<会期> 2023年4月14日(金)ー5月28日(日)
<開廊時間> 火ー土 11:00-19:00 / 日 11:00-18:00
<休廊日> 月曜
<会場> Mizuma Gallery
(22 Lock Road #01-34, Gillman Barracks, Singapore 108939)
オープニングレセプション:4月14日(金)17:00 – 20:00 (作家在廊)
https://www.mizuma.sg/exhibitions/2023/03/29/kaba-ni-yu-wo-heru/