この秋ミヅマアートギャラリーはニューヨークに新たなギャラリースペース「Mizuma, Kips & Wada Art」を開廊する運びとなりました。グランドオープンを記念し、10月13日より天野喜孝展「DEVA LOKA」を開催致します。本スペースはKips Gallery(ニューヨーク)と和田画廊(東京)との共同経営となります。
天野喜孝は、15歳でアニメ制作会社タツノコプロに入社。「タイムボカン」シリーズなど数多くのキャラクターデザインに関わりました。独立後に手掛けた数々の挿画や、特に「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインは天野の名を世界的なものとしています。その繊細で妖艶・幻想的な絵柄は世界中で人気を博し、また現在活躍する様々な分野のクリエイターに多大な影響を与えてきました。舞台、映画の美術や衣装デザイン、映像作品の制作など、多様な領域を意欲的に横断してきた天野は、90年代後半にNYでスタジオを構えると、その活動の中心をファインアートに移しました。
展覧会タイトルの「DEVA LOKA(神々の場所)」と呼ばれる作品群は、アーティスト天野喜孝の創作の中核をなすものです。画面を埋め尽くすモンスターや神々、未知の機械が渾然一体となった豊潤な世界。本展は「DEVA LOKA」の作品をはじめ、ポップアートに影響を受け生み出された作品や、活動の原点となる誰もが知るキャラクターまで、全て新作で構成されます。
創造に満ちた宇宙の黎明を予感させ、世界の新しいはじまりを告げる本展覧会をぜひご高覧下さい。
<会期> 2018年10月13日(土)ー11月18日(日)
<開廊時間> 12:00 – 18:00
<休廊日> 月・火曜
<会場> Mizuma, Kips & Wada Art
(324 Grand Street, New York, NY 10002 U.S.A.)
オープニングレセプション:10月13日(土)18:00 – 20:00