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名もなき実昌展「@sanemasa5x #絵空事 (๑•̀ ㅁ•๑)」(TOKYO)

2024年02月28日(水) - 03月30日(土)

ミヅマアートギャラリーでは2月28日(水)より、名もなき実昌による個展「@sanemasa5x #絵空事 (๑•̀ ㅁ•๑)」を開催いたします。


 


X(旧:Twitter)を拠点とし、アカウント(@sanemasa5x)を利用して2015年より展覧会と並行しながら作品の投稿・発表をしている名もなき実昌。インターネット上の人格や画家のキャラクター性を出発点として、タッチパネルやSNSなどのテクノロジーに影響された作品を制作しています。


 


拠点である福岡に関する作品を多数制作している名もなき実昌は、本展で長い間関心を持ち続けている福岡の祭り「大浜流灌頂」をテーマにした新作群を発表いたします。


 


「大浜流灌頂」は、水難や疫病の供養、慰霊のための祭りとして地元に根付いています。祭りの期間中、博多の夜の街に掲げられる大灯篭には、武士絵の他に妖怪退治や人喰い図といった妖怪や死体の絵が絵師たちによって描かれています。なぜ供養の祭りでこのような生々しい死者の絵を掲げるのか疑問に思った作家は、この祭りへの関心を深めます。


あるとき地元住民の方から「この灯篭の話が、北前船などを伝って青森のねぶたになった」という話を聞かされますが、作家が実際に調べてみるとそのような話は無く(それどころか、青森のねぶたの方が記録は古く)、見た目の類似性から想像を膨らませた話だということがわかりました。しかし、この突飛な理論の跳躍が面白いと感じた名もなき実昌は、その話を信じるならば、伝言ゲームのように祭りの絵のイメージが伝わり、それが変化して、ねぶたという彫刻になったという話として捉えることができると考えます。そしてこの一連の流れからさらに新たな話へと広げることができるのではないかと考え、昨年の夏には福岡城跡にある「下之橋御門」にて、その妄想を基点とした作品も発表しました。


 


本展タイトルの「絵空事」とは、非現実的な計画や話、事実とは異なるように誇張することに対して使われる言葉です。


 


もちろん嘘はよくないのでしょう。しかし、ある種の正しさではない語りによってのみ到達できる視点があるのではないでしょうか?(名もなき実昌)


 


インターネットの人格と画家のキャラクター性を作家活動の出発点としている名もなき実昌にとって、この「絵空事」は自身の作家人生を映し出しているのかもしれません。ぜひ名もなき実昌の「絵空事」をご高覧いただけますと幸いです。


 


 


作家インタビュー映像


 



 


今回の展覧会を3Dウォークスルーでもお楽しみいただけます。


下記リンク先よりご覧ください。


 


https://my.matterport.com/show/?m=NqYqrtcgqLG